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勉強止めたら、そこで終わり

残業の多い現役看護師の実情

2018.01.01

毎日のようにある残業の多さは、看護師にとって悩みの種になりがちだといわれているが、必ずしも全ての看護師に該当するわけではない。現役看護師の残業事情には大きな違いがあり、ほとんど残業がないという看護師もいれば連日のように残業をする看護師もいるのである。その違いを生んでいる要素として大きいのが勉強に対する意識であり、概して残業が多い看護師は勉強に熱心になっている傾向が見られることもあるのだ。

自宅よりも現場にいた方がさまざまな情報源と触れることができるため、効率的に勉強できるのである。そのため、その日にやるべき仕事が終わったとしても現場に残り、自分の学びたいことを学ぶのだ。職場としてもそれを奨励している場合があり、全体として残業をするのが当然という環境が生まれている。そのような職場では教育システムが整っている傾向が見られ、貪欲に学んで飛躍を遂げたい看護師にとって適した職場環境である場合が少なくない。

一方、中には残業を好まない現役看護師もいるが、職場全体で残業を減らそうという動きの強い現場もあるため、職場選び次第で働きやすい環境を手に入れることが可能だ。勉強をするには時間が必要であり、現場が学ぶのに適した環境になっていると、つい残業をしてしまうのが現役看護師の実情といえるだろう。高みを目指したい看護師にとっていい環境が整っている現場が多いため、残業が多い職場はやめようと思わずにその実情をよく理解した上で職場選びをするのが賢明だといえる。